宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/ 7/31 10:47 高速の太陽風が続いています(600km/秒)。放射線帯の高エネルギー電子が増加しつつあります。
2007/ 8/ 1 10:52 高速の太陽風が続いています(540km/秒)。これから、再上昇するかもしれません。
2007/ 8/ 2 09:53 太陽風の速度は再び上昇し、600km/秒を超えています。オーロラも活動的になっています。
2007/ 8/ 3 10:42 太陽風の速度が下がり始めました。高速風は終盤を迎えています。
2007/ 8/ 4 11:40 太陽風の速度は下がり(400km/秒)、穏やかになっています。
最新のニュース

2007/ 8/ 5 10:50 更新
太陽風は低速になっています(350km/秒)。やがて次の高速風がやって来るでしょう。

担当 篠原

太陽風は、速度が400km/秒から350km/秒に下がり、低速風になっています。
磁場強度も1〜2nTとたいへん弱く、とても穏やかな状態です。

このため、磁気圏もたいへん静穏で、
シベリアの磁場データは、完全に平坦になっています。


今日の太陽コロナの写真は、STEREO衛星の画像を掲載しています。
太陽の南半球側に、コロナホールが右と左に大きくふたつ見えています。
このうちの右側のコロナホールの影響が、これから地球へやって来ると思われます。

27日周期の図では、前回の高速風は7月11日に来ています。
このまま27日で予想すると、次の到来は8月7日になりますが、
現在のコロナホールの様子では、到来はもっと早まりそうです。

高速風がやってくる前には、磁場強度の増加が見られます。
この後の太陽風の磁場強度にも注目してください。
コロナホールが東西に並んで広がっていることから、
太陽風の乱れは、上下しながら1週間程度続くのではないかと思います。


放射線帯高エネルギー電子は、昨日同様、やや高めのレベルで落ち着いています。
以後は、ゆっくりと減少していくでしょう。

太陽写真の東端(左端)で、966黒点群が小さな姿を見せています。
フレア活動は無く、太陽は穏やかです。




STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。5日1時(世界時4日16時)
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。