宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 8/ 1 10:52 更新 高速の太陽風が続いています(540km/秒)。これから、再上昇するかもしれません。 担当 篠原 速度540km/秒前後の、高速の太陽風が続いています。 昨日のニュースの頃は、速度が600km/秒に上がっていた太陽風ですが、 その後、すぐに540km/秒に下がり、そのまま現在まで続いています。 磁場強度も、3nT程度と弱めの状態が続いていました。 速度は高いのですが、磁場が弱まってしまったこともあり、 オーロラ活動は小さくなっています。 AE指数では500nT弱の変化がひとかたまり見えている程度です。 ACEの図の右端、最新の部分を見ると、 今朝、8月1日5時(世界時7月31日20時)頃から、磁場強度が次第に強まっています。 現在は8nTくらいに上がっています。 大きな変化ではありませんが、これから、速度が再上昇するのかもしれません。 今回の高速風の発生源となるコロナホールは、 小さめのコロナホールが3つほど、横方向に並んだ様な姿をしていました (7月29日のニュースのEIT284の写真を見てください)。 このため、太陽風の速度が上がったり下がったりと、細かく変化するのかもしれません。 高速風としては、3日後くらいまで続きそうです。 磁場強度が上がって来ているので、南向き成分が大きくなって、 中規模程度のオーロラ活動が現れるようになる可能性があります。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日のレベルから目立った変化をしていません。 この後、太陽風の速度が再上昇すると、 その影響で、こちらも一旦大きく減少するかもしれません。 高速風の期間中は、変化に注意してください。 太陽面では、965黒点群がたいへん小さくなっていますが、 まだかろうじて残っているようです。 X線のグラフはとても静かで、穏やかな太陽が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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