宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/31 10:47 更新 高速の太陽風が続いています(600km/秒)。放射線帯の高エネルギー電子が増加しつつあります。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日より、550km/秒前後の速度が続いていましたが、 今日に入った頃から一段上がって、600km/秒と高い状態になっています。 一方、太陽風の磁場強度は、5nTから3nTへ弱まっています。 このことから、速度の上昇はこれで一段落ついたと思われます。 高速風の影響で、500-800nTの中規模のオーロラ活動が続いています。 速度としては、今日に入ってからの方が高まっていますが、 それとともに磁場強度が下がり、かつ南北成分が北寄りになっているため、 オーロラ活動としては、むしろ今日に入った頃から弱まりを見せています。 現在も、速度としては高い状態が続いているので、 磁場が南寄りに変わると、再びオーロラも活発化するでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、 コロナホールの最後尾(左端)が、太陽の中心を通過しつつあります。 このことから、高速風の影響は今日を含めて3-4日程度続くのではないかと予想されます。 8月3日くらいから下がり始めるのではないでしょうか。 前周期と比べると、立派な高速風領域になりそうです。 高速太陽風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増加を始めています。 現在は、1000に達した程度で、まだ警戒レベルではありません。 引き続き上昇すると思われますので、今後の変化に注意してください。 太陽では、965黒点群が、掲載の写真では見つけることができなくなっています。 このまま消えて、無黒点になっていきそうです。 X線のグラフも、とても穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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