宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/29 10:50 更新 太陽風に変化が見られ、高速風がやって来そうです。小さな黒点が出現しています。 担当 篠原 太陽風に変化が現れています。 昨日のニュース以降も、太陽風は速度370km/秒、磁場強度3nTと、 穏やかな状態を保っていました。 しかし、高速太陽風が近づいているのか、 今朝から、密度、磁場強度、速度がそれぞれ上昇しています。 現在、密度は20個/cm^3に増加し、磁場強度は12nTに強まっています。 それぞれ、高速風の始まりでよく見られる規模の上昇です。 速度の変化はまだ小幅で、390km/秒に上がった(通常の速度です)程度です。 27日周期の図では、次の高速風が回帰してくるのは、1日以上先だと思われます。 しかし、昨日書いた様に、今回はコロナホールの規模が大きくなっているので、 高速風の開始が早まることも十分考えられます。 この太陽風の変化が、一時的なものなのか、高速風に至る変化なのか、 引き続きACEのデータに注目して下さい。 ここまでの地球磁気圏はとても穏やかです。 シベリア磁場データには全く変化がありません。 現在、太陽風の磁場強度が強まっています。 南北成分は大きく北側に振れているので、磁気圏への影響は起きていませんが、 今後、方向が南に反転すると、一気にオーロラが活動的になります。 ACEのデータでは、こちらにも注目してください。 SOHO EIT284の太陽写真では、コロナホールが西へと進んでいます。 先端部(右端)を見ると、地球への影響が始まる目安の位置に十分近づいています。 太陽面では、新しく、965黒点群が発生しています。 太陽の中央から南東(左下)に寄ったあたりで、 SOHO EIT284の写真で明るく見えていた場所です。 規模はとても小さく、今のところフレア活動はほとんどありません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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