宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/27 10:13 更新 太陽風に乱れがやってきました。やや高速になっています(450km/秒)。 担当 篠原 ちょうど日をまたぐ頃に、太陽風の乱れがやって来ました。 現在、450km/秒とやや高速の太陽風になっています。 26日22時(世界時26日13時)ころから、太陽風の磁場が強まり始め、 10nTに上昇しています。 遅れて太陽風の速度も上昇し、300km/秒の低速風から、 450km/秒のやや高速の風に変化しています。 現時点では、速度の変化は大きなものではありません。 磁場強度は、現在も10nTのままです。 従って、この後も速度の上昇が続く可能性があります。 引き続きACEのデータに注目してください。 磁場強度が強まるとともに、南北成分も大きく変化するようになりました。 ここまでの変化を見ると、+10nTから-10nTの間を、比較的短時間で動いています。 磁場が南を向くと、地球の磁気圏にエネルギーが流れ込み、 活発なオーロラ活動が発生します。 シベリアの磁場データを見てください。 右端のところに、オーロラ電流による磁場の変化が記録されています。 ただし、オーロラの規模はそれほど大きくはなく、 AE指数では500nT以下の小規模の変化だった様です。 南向き磁場は強まったものの、個々の変化が比較的短時間であることや、 速度がまだ高くなかったことなどが関係していると思われます。 磁場強度は現在も強まったままです。 速度が上がって来ていますので、 これからは、より活発なオーロラ活動が発生するかもしれません。 SOHO EIT284の太陽コロナ写真では、 次のコロナホールが、太陽の真ん中に見えています。 30日頃からは、こちらの影響もやって来ます。 放射線帯の高エネルギー電子は、現在は低いレベルに下がっています。 高速風の影響で、明日以降、上昇が見られる可能性がありますので、注目してください。 太陽は無黒点のままです。 X線のグラフは、全く変化がありません。 SOHO EIT284では、太陽の東側(左側)に明るい領域が見えていますが、 たいへん穏やかの様です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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