宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/28 12:12 更新 太陽風の速度は下がり、通常の状態に戻りました。次のコロナホールが太陽の中心に来ています。 担当 篠原 太陽風の速度はあっさりと下がって、400km/秒に落ちました。 今周期も高速風は小規模のままでした。 昨日のニュースの後、27日13時(世界時27日4時)に、 磁場強度が10nTから5nTに下がりました。 その頃、速度は480km/秒へ上がっています。 しかし、この頃が最高速の領域で、そこから速度はゆっくりと低下に転じ、 28日1時(世界時28日16時)頃には、400km/秒と通常の速度に戻りました。 地球は高速風領域を抜け出しています。 太陽風の速度が上がっていた期間、 磁気圏では中・小規模のオーロラ活動が続いていました。 速度はそれほど高くなく、磁場強度も弱まったため、 活動としてはたいした規模ではありませんでした。 AE指数では500nT前後の変化にとどまり、 シベリア磁場データも、変化はあるものの、その幅は小さめです。 現在、太陽風は通常の状態に戻っています。 磁気圏の活動も、今後は穏やかになるでしょう。 SOHO EIT284の太陽コロナを見ると、 コロナホールは、太陽の真ん中だけではなく、 東(左)に向かって長く伸びている様です。 27日前(6月30日)の、太陽が同じ面を地球に向けていた時の写真と比べてください。 前周期も多少の影は見えるものの、 今回ほどはっきりとはコロナホールは見えていません。 コロナホールの規模が拡大している様です。 続いて、27日周期の図を見てください。 前周期の7月3日から太陽風に小規模の乱れが見えています。 これが、7月30日くらいに回帰して来ると予想されます。 発生源のコロナホールの規模が拡大していますので、 高速の期間が長くなるなど、高速風の規模も拡大している可能性があります。 明後日、30日以降の太陽風の変化に注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少したままで、増加には転じていません。 高速風が終わったこともあり、今回は目立った増加は起こらないでしょう。 太陽は今日も無黒点です。 非常に穏やかな状態が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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