宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/24 10:35 更新 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。 担当 篠原 SOHOのLASCO C3カメラで、かに座のプレセぺ星団が見えて来ました。 1枚めの写真の、左端に小さな星がまとまって見えているところです。 宇宙天気の話題ではありませんが、 5月のすばる(プレアデス星団)とともに、毎年楽しみにしているイベントです。 これからゆっくりと太陽を横切って行きます。 穏やかな太陽風が続いています。 速度は、390km/秒付近で安定しています。 太陽風としては、平均的な速度です。 日付が今日に変わった頃、24日0時(世界時23日15時)頃から、 プラズマの密度(橙色線)が上昇しています。 1個/cm^3から増えて、現在は6個/cm^3に上がっています。 変化幅としては大きなものではありませんが、この後どう変化していくでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近からやや北寄りで推移しています。 速度が落ち着いていることもあり、磁気圏はとても穏やかです。 シベリア磁場データには、変化がほとんどありません。 この穏やかな状態は、明日いっぱいは続くでしょう。 その後、高速風がやって来ます。 発生源のコロナホールが、SOHO EIT284の写真でよく見えています。 前回の変化と同様であれば、高速風は小規模の変化に留まるでしょう。 また、太陽の東側半分のところに、もうひとつ小さなコロナホールが見えています。 4日ほど空けて、第二弾の太陽風の乱れがやって来ると予想されます。 27日周期の前周期の図で言うと、6月29-30日が第一弾、7月3-4日が第二弾です。 太陽面には黒点は見られません。 SOHO EIT284の写真で、東端(左端)が明るくなっています。 新しい黒点群がやがて上がって来そうです。 SOHO衛星LASCO C3カメラで、プレセぺ星団が見えて来ました。画面の左端の小さな星の集まりです。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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