宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/19 10:05 更新 低速の太陽風のため(320km/秒)、磁気圏はとても穏やかです。コロナホールの影響が始まりそうです。 担当 篠原 太陽風の速度はどんどん下がって、320km/秒の低速風になっています。 磁場強度も3nTに弱まったままで、高速風の気配はまだ見えません。 SOHO EIT284の太陽写真を見てください。 コロナホール(太陽の中心からやや右下に見える、薄暗い領域)が西に進んで、 先端(右端)が太陽の西側半分の位置まで進んでいます。 コロナホールの影響が地球にやってくるのは、 大まかに考えて、コロナホールの先端がこの辺りまで移動した頃です。 ですので、これから、太陽風に変化が始まる可能性があります。 ただし、これはあくまでも高速風到来の目安となる、見かけ上の位置で、 地球にやってくる高速風が飛び出したのは、 コロナホールが太陽の中心、地球の正面にあった時です。 高速風の開始では、初めに太陽風の密度が高まったり、磁場強度が強まったりします。 これらの変化にも注目してください。 現在の磁気圏活動はとても静かです。 シベリアの磁場データは平坦ですし、AE指数にも変化は全く見られません。 今後、高速風が始まると、オーロラ活動が活発になる可能性があります。 磁場強度が強まって、南向きの振幅が大きくなると、特に活発になります。 これから、明日、明後日にかけて注意が必要です。 放射線帯の高エネルギー電子は、警戒レベルよりは下ですが、 やや高めの状態で落ち着いています。 次の高速風の到来までは、現状で安定しているでしょう。 太陽では、963黒点群が西に沈みつつあります。 SOHO EIT284では、太陽の東端(左端)は暗く、 新しい黒点群が上がってくることはなさそうです。 このまま、太陽は無黒点になりそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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