宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/16 08:46 更新 高速風は続いていますが、速度は500km/秒に下がりました。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 高速太陽風は速度が下がり始めています。 昨日のニュースの頃の600km/秒が最高速の領域だった様で、 その後ゆっくりと下がり、現在は500km/秒になっています。 ただ、速度としては高速状態が続いています。 速度は高い状態が続いていましたが、 磁場強度が下がったことと、南北成分が0nT付近を上下するような変化になっていて、 高速風の磁気圏への影響は弱まっています。 昨日のニュース以降、磁気圏は概ね静穏です。 引き続き、太陽風の速度はゆっくりと下がり、 今日いっぱいくらいで通常の状態に戻るのではないかと思います。 その後の予想ですが、 27日周期の図を見ると、前周期は6月21日に次の高速風が来ています。 これは、明後日の18日くらいに回帰すると予想されます。 SOHO EIT284の右の写真を見て下さい。 これは、1周期前の太陽コロナです。 太陽の中心に横に長くコロナホールが広がっています。 その先端(右端)は、太陽の中心を超えていて、 この3日後くらいに高速風がやって来ると予想されます(実際、その通りでした)。 一方、左側の写真は、現在の太陽コロナです。 コロナホールの位置が、前周期から変化していることが分かります。 全体的に東側(左側)に移動し、色の濃さは淡くなっています。 先端部は、まだ太陽の中心線のやや手前です。 この写真の様子から、 今周期は、高速風の到来は1日くらい遅くなるかもしれません(19日頃)。 また、高速風の強度も弱まっている可能性があります。 明後日以降、太陽風がどう変化するか注目してください。 高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子はやや増加しています。 現在は、1000に達した程度で、明日、どこまで上がるかです。 あまり勢いは感じないので、警戒レベルには達しないのではないでしょうか。 太陽のフレア活動は静穏です。 963、964のふたつの黒点群がありますが、規模に変化はないようです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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