宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/13 08:42 更新 高速風は落ち着いて、500km/秒を切っています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 963黒点群の活動は、すっかり弱まっています。 昨日よりフレア活動は全く見られず、 X線のグラフは、強度自体がどんどん下がっています。 太陽写真では黒点群は東西に広がり、立派に見えますが、 磁気的な複雑さ(蓄えているエネルギーの大きさを示す)が下がっているなど、 穏やかな黒点群に変わった様です。 太陽風は、昨日の590km/秒を最高として、その後はゆっくりと低下に向かっています。 今朝、500km/秒を切り、 最新の数値では、470km/秒とやや高速のレベルに下がっています。 それに合わせて、磁気圏のオーロラ活動も弱まっています。 AE指数では、速度がまだ高かった頃に、 500nTを超える中規模の変動が起こりましたが、 速度が下がるにつれ、静穏に変わっています。 シベリアの磁場データでは、 時間帯の関係もあって、目立った活動は見られず、平坦になっています。 今後の変化ですが、太陽風はやや高速の状態がしばらく続く可能性があります。 27日周期の図で、前周期を振り返ると、 6月15日に速度が下がり始めた後も、 4日間にわたって500km/秒弱の速度が続いています。 また、今日のSOHO EIT284の写真では、 小さなコロナホールが太陽の南西(右下)に見えています。 この影響で、速度が再び上がったりするかもしれません。 いずれにしても、大きな変化になることはありません。 放射線帯の高エネルギー電子は、下がりきったままで推移しています。 高速風も落ち着いたので、今回は目立った上昇は起こらないでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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