宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/10 11:10 更新 963黒点群が、C4クラスの小規模フレアを起こしています。太陽風は低速で、穏やかです。 担当 篠原 963黒点群が活動を活発化させています。 昨日のニュース以降、Cクラスの小規模フレアを5回起こしています。 昨日までは、C1くらいの小さなフレアばかりでしたが、 今朝になって、C3.8、C4.4と規模がやや大きくなっています。 963黒点群は、 面積と磁気的な複雑さ(エネルギーの大きさ)がともに成長しています。 引き続きにぎやかにフレア活動を続けそうです。 規模が大きくなって、中規模フレアを起こす可能性もあります。 太陽風は、速度が300km/秒に下がり、すっかり低速になっています。 磁場強度は、2〜4nTと弱めで推移しています。 ACEの図の前半で、磁場強度が階段状に上がったり下がったりする、 面白い変化が見ています。 水色の線も同様に切り替わっているので、 磁場の向きも一緒に、くるくると切り替わっていた様です。 27日周期の図で見ると、セクターの切り替わりが来ています。 前周期より2日近く早まっています。 前回は、セクターの切り替わりとともに高速風が始まりましたが、 今回は、セクター境界がだいぶ先にやって来たようです。 低速風であることと、磁場の南北成分が0nTから北寄りに推移しているため、 地球磁気圏のオーロラ活動はたいへん静かです。 シベリアの磁場データは、完全に平らになっていますし、 AE指数でも変化は見られていません。 今日いっぱいはこのまま穏やかに推移するでしょう。 そして、明日に入る頃から、高速風へ切り替わって行くと思われます。 その前に、磁場強度が強まりますので、変化に注目してください。 高速風が始まるとともに、オーロラの活動も活発化すると予想されます。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。10日8時半(世界時9日23時半) (c) NASA GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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