宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/ 5 10:35 更新 高速太陽風は650km/秒まで上昇しました。オーロラも活発でした。 担当 篠原 昨日のニュース以降も太陽風の速度は上がり続け、 昨夕、4日18時(世界時4日9時)頃に650km/秒近くまで上昇しました。 その後、速度は下降に転じて、5日3時(世界時4日18時)頃に500km/秒となり、 現在までこの速度で安定しています。 27日周期の図で、今回の速度の変化を見てください。 時間幅は狭いですが、山の高さとしては、なかなか立派な変化になりました。 27日前(太陽の1回転分)の6月7日頃には、ほとんど変化がなかったことと比較すると、 今回の速度変化が急に現れたことがよく分かります。 (磁場強度には、既に変化が見られていました) 速度が高まったことで、オーロラ活動が活発に続いています。 AE指数では、500nTから1000nTの活発な変化が終日見られていました。 シベリアの磁場データも、3つの観測点全てでにぎやかな変化が見えています。 残念ながら、現在の北半球は夏ですので、 アラスカのライブカメラでオーロラを見ることはできません。 秋がやってくるまでは我慢です。 太陽風は、まだ高速状態ですが、それほど長くは続かないでしょう。 磁場強度は既に3nTくらいに弱まっていて、 高速風が終盤を迎えていることを知らせています。 今日いっぱいくらいで普段の速度に戻るだろうと思います。 オーロラ活動も、次第に穏やかになるでしょう。 次の高速風は、7月11日頃と予想されます。 27日周期の図で、6月14日の回帰です。 その発生源となるコロナホールが、 SOHO EIT284の写真で、太陽の東寄り(左寄り)に見えて来ました。 もう2日ほどすると、もっとよく見えるようになるでしょう。 今回の高速風で、放射線帯の高エネルギー電子がやや増加をしています。 1000くらいのレベルで、警戒ラインよりはずっと下です。 明日、もう一段増加している可能性がありますが、 大きく増えることはないだろうと思います。 太陽のフレア活動は穏やかです。 961黒点群だけが、寂しげに見えています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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