宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/ 6 10:37 更新 太陽風の速度が下がり(420km/秒)、宇宙天気は穏やかになっています。 担当 篠原 高速風は終わり、太陽風は通常の状態にもどっています。 太陽風の速度は、昨日は530km/秒程度ありましたが、 ゆっくりと1日かけて下がり、現在は420km/秒くらいです。 ほぼ、普段のレベルに戻っています。 磁場強度は4nTで、こちらも普段の強さです。 速度が低下に向かったことと、磁場の南北成分が0nT付近で変化していたため、 オーロラの活動は一気におとなしくなりました。 シベリアの磁場データを見てください。 左端(3日前)、中央(2日前)の2日間は、変化がかなり活発だったのに比べて、 右端(昨日)のデータは、一気に平坦に戻っています。 AE指数でも、300nTくらいの小さな変化が、短時間見られている程度です。 太陽風の乱れによる、活発な磁気圏活動も終わりを迎えています。 今回の高速風の様子は、27日周期の図を見ると分かりやすいです。 期間は2日程度と短かったものの、 山の高さは600km/を超えるほどに上がっていて、目立っています。 セクターの切り替わり、磁場強度の強まり、速度の上昇、 オーロラの活発化(沖縄短期変動)と、 宇宙天気の変化の流れも見やすいイベントでした。 この高速風が回帰してくるのは、27日後の7月30-31日頃です。 どのような高速風に変化しているでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日のレベルで増加が止まっています。 警戒レベルには全く達していません。 今後は、ゆっくりと減少に向かうでしょう。 太陽では、962黒点群が再び出現しているそうです。 掲載の写真ではよく分かりません。 フレア活動は見られず、穏やかな状態が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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