宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 7/ 7 11:56 更新 太陽風はやや速い状態で安定しています(450km/秒)。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 概ね穏やかな宇宙天気が続いています。 太陽風の一時的な高速状態は通り過ぎましたが、 昨日以降、速度は450km/秒とやや高めのまま安定しています。 磁場強度は4nT、南北成分は-2nTくらいの弱い南向きが比較的続いています。 このため、小規模のオーロラ活動が起こっている様です。 シベリアの磁場データでは、TIKを中心にして、小規模の変化が記録されています。 ただし、それほどの規模の活動ではなく、 AE指数では小さな変化が見られているだけです。 太陽風は、このまま3-4日間、7月10日くらいまで穏やかな状態が続くと思われます。 SOHO EIT284の更新が遅れているので、今日はSTEREOの写真を掲載しています。 太陽の中心から左下に向かって細長くコロナホールの暗い影が見えています。 それほど明瞭ではなく、やっと見えているくらいです。 (コロナホールとしては、昨日掲載したSOHO EIT284のほうが見やすい様です) コロナホールの先端が太陽の中心に達しつつあるので、 もう3日くらいで地球への影響が始まると予想できます。 ただ、STEREOで太陽を見る場合はちょっと注意が必要です。 というのは、STEREOには2つの衛星があって、 太陽と地球を結ぶ線の前と後ろに分かれて観測しているのです。 いつも掲載している「STEREO Behind」という衛星は、 地球よりもやや遅れて太陽を回っています。 そのため、コロナホールの位置は、地球よりもやや先行して見えてしまいます。 STEREOのページで2つの衛星の見え方の違いを比べてみてください。 左が地球よりも遅れている衛星、右が先行している衛星です。 コロナホールの位置が、左右にずれて見えているはずです。 これらの中間あたりが地球から見るコロナホールの位置になります。 従って、掲載しているSTEREOの写真ではコロナホールは太陽の中心に達していますが、 地球から見ると、もう半日か、1日くらい後になるでしょう。 太陽は再び961黒点群だけになりました。 フレア活動も無く、たいへん穏やかです。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。7月7日9時(世界時7月7日0時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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