宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2007/ 7/ 1 10:41 更新 太陽風の速度は下がりつつあります。高速風は小規模のままでした。 担当 篠原 太陽風の速度はゆっくりと下がり、450km/秒になりました。 やや高速という程度で、高速風はこのまま終わって行きそうです。 太陽風磁場の強度は5nT。 南北成分は、ほとんど0nT付近にあります。 このため、磁気圏活動は基本的に穏やかです。 シベリアの磁場データは、ほとんど平坦になっています。 まだ磁場強度が下がりきってはいないことや、 前周期の継続期間(6月3-5日くらい)から考えて、 太陽風は、もうしばらく高速の状態を保つかもしれません。 しかし、基本的にはこれから明日にかけて穏やかな状態に移って行くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、一段と減少しています。 太陽のX線グラフは、レベルが一段下がっていて、 Bクラスの小さな変動すら見られなくなっています。 962黒点群の活動度が下がったのではないでしょうか。 SOHO EIT284の写真では、明るく輝いていますが、 黒点としては相変わらずほとんど見えていません。 フレア活動は穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|