宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 6/28 09:45 更新 太陽風・磁気圏は、比較的穏やかな状態が続いています。960黒点群が再びこちら側に回り込んできそうです。 担当 篠原 SOHO EIT284の太陽写真の東端が明るくなっています。 ここは、今月の初めにMクラスの中規模フレアをたくさん起こした 960黒点群があった場所です。 960黒点群は、2週間かけて太陽の裏側を回り、 間もなくこちら側に姿を現すのでしょう。 現在は、どのような規模になっているのでしょうか。 GOESのX線グラフでは、BクラスからCクラスの小さなフレアが見られています。 これは、現在見えている961黒点群が起こしたのではなく、 まだ向こう側にある活動領域で起こったものです。 こちら側に回って来た時に、どのようなフレアを起こすのか、注目です。 太陽風は、穏やかな状態が続いています。 速度は380km/秒前後で、普通のレベルで安定しています。 磁場強度は3nTで、やや弱めです。 ACEの図では、-3nTくらいの南向き磁場が、 初め、真ん中、最後の3つほど見られています。 これに対応して、小規模のオーロラ活動が起こっている様です。 (最後の変化に対応する観測は、まだ届いていませんが) AE指数では、300-500nTの変化が見られています。 真ん中の南向きに対応する変化は、シベリアの磁場データにも記録されています。 速度が普通レベルあるので、この程度の活動にはつながるようです。 今日いっぱいは、現状のように比較的穏やかなまま経過すると思われます。 明日に入るくらいから、太陽風に変化が始まるかもしれません。 SOHO EIT284に見えるコロナホールは、 地球への影響が始まる位置にだいぶ近づいています。 (太陽の中心と右端の中間あたりが、目安の位置です) SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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