宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 6/23 11:23 更新 地球は高速風領域を通過中です(530km/秒)。オーロラ活動も活発です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日より、太陽風は速度が500〜550km/秒の高い速度を保っています。 グラフを見ると、一旦500km/秒を切るくらいに下がりましたが、 再び530km/秒に戻しています。 太陽風の磁場強度も、5nTのレベルを保っています。 10nTに強まる時間帯も見られたり、まだ磁場が弱まる気配はありません。 このことから、地球はまだ高速風領域の中盤にいると思われます。 オーロラ活動も活発に続いています。 AE指数で、500nTから1000nTの中規模の活動が頻繁に見られています。 速度が高いことと、磁場強度が保たれているので、 -5nTを超える規模の南向きが見られたりしているためです。 オーロラの活動は、シベリアの磁場データでも観測されています。 27日周期の図を見ると、今回の高速風領域は、 前周期と比較すると、速度の高まりに関しては、ずいぶん弱っているようです。 前回は、最高速度が700km/秒に達し、4日間にわたって600km/秒を超えていました。 しかし、今回は、いまのところ最高速度は550km/秒。 継続期間はまだ分かりませんが、500km/秒台の高速風に弱っています。 高速風は、明後日にかかるくらいで終わりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、目立った増加をしていません。 高速風の規模が弱っていることもあり、 今回は大きく上がることはないように思われます。 太陽は黒点が無い状態が続いています。 SOHO EIT284では、太陽の東側(左側)に特に明るい領域も見えず、 無黒点はしばらく続きそうです。 フレア活動は大変穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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