宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 6/18 10:03 更新 太陽風の速度は500km/秒に戻っています。しかし、磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 昨日、太陽風の速度は450km/秒に下がり、 地球は高速風領域を抜け出しつつあると書きましたが、 その後、速度が500km/秒に再び上がり、太陽風は高速状態に戻っています。 磁場強度は5nTと普通のレベル。 南北成分は北寄りの傾向になっているようです。 そのため、速度は上がっていますが、磁気圏は比較的穏やかです。 一時的に-3nTくらいの南向き磁場が続いた時間帯があり、 そこで、AE指数500nTくらいの小規模のオーロラ活動が見られています。 この活動は、シベリアの磁場データでも見えています(右寄り3分の1が昨日の変化です)。 PBKではマイナスに、TIKとNOKではプラス方向に変化が発生しています。 速度が上がりましたが、これ以上大きな変化になる事はないでしょう。 今日から明日にかけては、基本的に穏やかに過ぎて行くと思います。 本格的な高速風がやってくるのは、20日頃からです。 SOHO EIT284の太陽写真を見てください。 コロナホールが、太陽の中心線に達しています。 現在、ここから地球方向に飛び出している高速の太陽風が、 3日ほどかけて地球まで飛んでくるのです。 前周期の高速風は、最高速度が700km/秒近くに達し、 高速状態は5日間続きました。 速度の上がり初めを中心に、 活発なオーロラ活動や磁気嵐を起こしたりする可能性があります。 また、放射線帯が強まる事も予想されますので、 高速風到来後は、高エネルギー電子の変化にも注目して下さい。 太陽は無黒点で、たいへん穏やかです。 X線のグラフは、最低レベルに下がっています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像。6月18日4時(世界時6月17日19時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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