宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 6/17 09:49 更新 太陽風の速度が下がり(450km/秒)、高速風領域を抜け出しつつあります。次のコロナホールがよく見えて来ました。 担当 篠原 高速太陽風は終盤を迎えています。 速度は、昨日の520km/秒からゆっくりと下がり、現在は450km/秒まで戻っています。 やや高速という程度の速度です。 今日いっぱいで地球は高速太陽風領域を抜け出しそうです。 前周期の速度変化と比較すると、今回の高速風は規模がやや小さくなっています。 コロナホールが縮まったのと関係しているのでしょう。 太陽風の磁場強度は、4nT程度で安定しています。 南北成分がこの幅の中で大きく揺れていて、 -2nTから-4nTくらいの南向きが頻繁に見られています。 速度もまだ500km/秒くらいあったので、 AE指数で300〜500nTの小規模オーロラ活動が続いていました。 シベリアの磁場データでも、 小規模の変動がプラス、マイナスの両方の向きで観測されています。 現在は、速度が一段と下がっているので、 今後のオーロラ活動は、より小規模なものに限定されるでしょう。 次のコロナホールが、太陽の中心線に達しつつあります。 掲載しているSOHO EIT284の写真は、昨夜のものです。 もう一息で中心線ですので、この写真の3日半程度先と考えて、 20日くらいに高速風がやってくるのではないかと思われます。 昨日の、27日周期からの予想と同じタイミングです。 今回は、放射線帯高エネルギー電子の大きな増加は発生しませんでした。 低いレベルで留まっています。 太陽は無黒点です。 SOHO EIT284の太陽写真では、東端も暗いままで、 しばらくは黒点群が上がって来る様子は見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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