宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 6/ 1 12:50 更新 太陽風の密度減少は終わりました。引き続き、太陽風、磁気圏ともに穏やかな状態です。 担当 篠原 太陽風の密度の減少は、半日ほどで終わりました。 太陽風は、昨日のニュースの頃に最も薄くなっていたようで、 その後、ゆっくりと密度は回復し、続いて10個/cm^3まで高まりました。 密度が高まった頃に、太陽風の速度が300km/秒から340km/秒にやや高まり、 磁場強度も2nTから5nTに強まるなどの変化が見られました。 太陽風に小規模の変化がやって来たようです。 まだ、コロナホールの影響による乱れではないだろうと思います。 昨日から、SOHO EIT284の写真が更新を再開しています。 その写真によると、かなり淡いですが、 太陽の中心付近やや南寄りにコロナホールが見えています。 地球へ影響を及ぼし始める位置には、まだ少し届いていません。 現在の太陽風データを見ると、やや乱れているようにも見えますが、 これは、これまでがたいへん静かだったためです。 速度、磁場強度ともに数値としては静穏レベルです。 もうしばらくは、現状程度の穏やかな状態が続き、 3日頃からコロナホールの影響が始まるのではないでしょうか。 現在の磁気圏活動は、たいへん穏やかです。 シベリアの磁場データには全く変化が見られず、穏やかです。 一方、放射線帯の高エネルギー電子は、太陽風の小規模な乱れの影響を受けていて、 最新データでは、GOES12(赤線)が目立った減少を示しています。 掲載の図では、両衛星とも高いレベルにありますが、この図の直後の変化です。 続いて、GOES11にも減少が見られると思われますので、 明日には、警戒レベルを脱しているかもしれません。 太陽のフレア活動は、Bクラスの小さなレベルで変化が見られています。 この中のひとつだけ、かろうじてC1に達したフレアもあります。 SOHO EIT284で、東の端(左の端)に明るく見えている領域で発生した様です。 今後、ここから黒点群が姿を現すと思われます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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