宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/27 10:46 更新 太陽風はたいへん高い速度を保っています(650km/秒)。地球は次第に高速風から抜け出して行くでしょう。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度は再び上昇し、 26日20時(世界時26日11時)頃には670km/秒にまで上がりました。 その後も、650km/秒を超える、たいへん高い速度を保っています。 その間、磁場強度も5nTレベルを回復し、 南北成分は、-5nTに達する細かい変動を続けていました。 このため、活発なオーロラ活動が続いています。 AE指数では700〜1000nTの中規模の変動が連続的に観測されていますし、 掲載しているシベリアの磁場データでは、 昨日分(右端3分の1)に、これまで同様の活発な変化が記録されています。 太陽風は現在も高い速度を保っていますが、 磁場強度が3nTに落ちて来ました。 このため、高速風領域は後半部に入ったと考えられます。 27日周期の図で、前周期を参考にすると、 高速風は明後日の29日くらいまでと考えられます。 今日あたりから、速度はゆっくりと低下を始めるのではないでしょうか。 STEREO衛星の太陽コロナ写真では、コロナホールは太陽の西端にだいぶ近づいています。 放射線帯の高エネルギー電子は、ピーク値はやや落ち着きましたが、 GOES12,11の両衛星で高いレベルに達し、 安定した高レベル状態になったと考えられます。 放射線帯の増加は早いですが、減衰はたいへんゆっくりです。 これから数日間にわたって、注意が必要となります。 太陽のフレア活動は穏やかです。 黒点は見られません。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。27日5時(世界時26日20時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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