宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/23 16:15 更新 太陽風磁場が安定した南向きになり、活発な磁気圏活動が発生しています。太陽風はやや乱れた状態です。 担当 篠原 2日続けて更新が遅くなりました。 土曜日から千葉の幕張に来ています。 昨日のニュースで、太陽風の磁場が強まったとお伝えしましたが、 日付が今日に変わった頃、23日1時(世界時22日16時)から、 南北成分が南向きに切り替わりました。 南向きの強さは-6nTくらいで、激しい変動というほどではありません。 それでも、そこから6時間にわたって安定した南向きが続きました。 速度も、予想していたほどには下がらず、430km/秒で安定していました。 これらの兼ね合いで、活発な磁気圏活動が発生しています。 掲載しているAE指数の図は停止していますが、1000nT規模の変動が記録されています。 シベリアの磁場データにも、右側3分の1のところに、 立派な磁気活動が記録されています。 これらの変化は、CME(太陽ガスの放出現象)によるものだと思っているのですが、 ACEの図の最新の部分では、速度も上がり、500km/秒になっています。 磁場強度も依然9nTのレベルを保っていて、 太陽風はやや乱れた状態が続いています。 CMEの影響だけであれば、そろそろ終わると思うのですが、 このまま次の高速風の変化が始まってしまうのでしょうか。 明日にかけて、太陽風の様子がどうなるか注目したいところです。 現在も、太陽風磁場は強い南向きを続けていますので、 しばらく活発なオーロラ活動が続くかもしれません。 STEREOの太陽コロナの写真では、コロナホールは次第に西側半分の位置に近づいています。 地球へ影響が及び始める目安の位置です。 今回の擾乱で、放射線帯の高エネルギー電子は大きく減少しています。 次の高速風まで、問題はないでしょう。 太陽では、956黒点群の姿がだいぶ見にくくなっています。 規模は縮小を続けています。 X線データでは、Bクラスの小さなざわつきが続いていますが、 この後は穏やかになっていくと思います。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。23日15時半(世界時23日6時半) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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