宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/19 10:33 更新 高速の太陽風がやってきました(600km/秒)。磁気圏はそれほど乱れていません。 担当 篠原 今週に入って、SOHO LASCO C3カメラでプレアデス星団(すばる)が見える様になりました。 現在、視野を3分の1ほど進んでいます。 この様子は、もう10日ほど楽しめそうです。 ただし、これからしばらく、SOHO衛星は軌道の関係でデータが途絶えがちになります。 EITカメラは、メンテナンス作業を兼ねて、既に更新が停止しています。 LASCO C3の画像も、どこまで更新が行われるでしょうか。 ニュースでは、SOHO EIT284の昨夜の写真を掲載しています。 この後、更新が止まっています。 この写真を見ると、太陽の南側(下側)に見えているコロナホールが、 ちょうど、地球への影響開始位置である、西側(右側)へ半分移動した地点に達しています。 ここからやってくる高速風は、既に地球に到達し、太陽風は乱れが始まっています。 ACEのデータをご覧下さい。 昨日のニュースで、高速風の兆しが見えているのかもしれないと書きましたが、 その通りの変化がやってきました。 18日16時(世界時18日8時)頃から、太陽風の速度は上がり始め、 19日0時(世界時18日15時)に600km/秒に達しました。 そして、その後も、550〜600km/秒の間で推移しています。 予想以上に立派な高速風がやってきています。 27日周期の図をごらんください。 立ち上がりだけですので、継続するかどうかはまだ分かりませんが、 前周期(4月22-23日)の弱々しい変化と比較すると、5月18日の変化はかなり立派です。 速度が高まる前に、太陽風の磁場強度は20nTまで強まりました。 速度が上昇を始めるとともに、こちらはゆっくりと弱まり、 現在は8nTほどです。 まだやや強めなので、高速風領域はまだ前半部です。 これから3〜4日ほど高速風は続きそうです。 速度が上がったのですが、太陽風磁場の南北成分は北寄りの傾向になっています。 そのため、磁気圏はそれほど乱れていません。 AE指数では、500nT以下の小規模の乱れが見えています。 今後は、放射線帯高エネルギー電子の動向にも注目してください。 現在は、大変低いレベルです。 太陽のフレア活動は落ち着いています。 956黒点群は規模は保っていますが、活動的には落ち着いてきたのでしょうか。 プレアデス星団(すばる)が、SOHO LASCO C3カメラで見えています。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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