宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/21 09:53 更新 太陽風の速度が下がり始めています(550km/秒)。高速風領域は後半です。 担当 篠原 高速の太陽風はゆっくりと速度を下げ、高速風帯は後半を迎えています。 ACEの観測によると、太陽風の速度は650km/秒から550km/秒へ下がりました。 磁場強度も5nTから2nTへ下がっていて、 この点からも高速風の後半であることが分かります。 オーロラ活動は小規模なものが見られる程度で、磁気圏は概ね穏やかです。 やや分かりにくいですが、AE指数では、200〜300nT程度の変化が見られています。 現在の太陽風は、速度としてはまだ高速風の状態です。 しかし、磁場強度が弱まっていることもあり、磁気圏への影響は小さくなっています。 この後もゆっくりと速度を下げ続け、 明日には一旦普通の状態に戻るのではないでしょうか。 その一方、次の高速風が地球に近づいています。 27日周期の図で、先月、4月27日に始まった高速風です。 今周期は、5月24日に始まりそうです。 STEREO衛星による最新の太陽コロナの写真と、 SOHO衛星による27日前の写真を掲載しています。 二つをくらべると、ほとんど同じ場所にコロナホールが見えています。 このため、今回の高速風の回帰は、前周期と同様の変化になりそうです。 コロナホールの右端は、太陽の中心線に達しつつあります。 このことからも、もう3日ほど経つと、高速風は地球へやって来ると考えられます。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりも上昇していますが、 警戒レベルからはずいぶん低い状態です。 次の高速風までは、このまま低レベルで推移するでしょう。 太陽では、956黒点群がB6の小さなフレアを起こしています。 黒点群としては縮小傾向にあるようで、 太陽のフレア活動は穏やかでしょう。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。21日6時(世界時20日21時) (c) NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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