宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/20 11:46 更新 高速の太陽風が続いています(650km/秒)。太陽では、次のコロナホールも見えています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 速度(ACEの黄色線)はもう一段上がって、650km/秒になりました。 ほぼ安定しています。 太陽風の磁場強度(白線)はやや下がって、5nTになっています。 高速風帯で、磁場強度がこのあたりに下がって来ると、 中盤を迎えたと考えられます。 従って、これから大きな乱れになることはないでしょう。 磁場の南北成分(赤線)は+3〜-3nTの範囲で細かく変動しています。 まとまった南向きにはなっていないため、地球への影響は限定的です。 AE指数では、500nT前後の小・中規模のオーロラ活動が観測されてる程度です。 シベリアの磁場データを見ると、 2日前と比較して、昨日の変動は小さくなっています。 今後は、磁場強度が更に弱まり、磁気圏の活動は一段と小規模になるでしょう。 明日くらいからは速度も下がり始めるのではないかと思います。 高速風のまっただ中ですが、 次の高速風をもたらすコロナホールが太陽で見えています。 SOHOのデータが停止していますので、久しぶりにSTEREOの写真を掲載します。 太陽の西の端(右端)に、今の高速風をもたらしているコロナホールが見えています。 次第に太陽の端へ近づき、地球への影響もなくなるでしょう。 一方、東側(左側)には、もうひとつ別のコロナホールが見えています。 しっかりと広さのあるコロナホールです。 明日、明後日くらいに太陽の中心線に達しそうです。 すると、その3日後、24〜25日くらいから高速の太陽風が地球へやってくるでしょう。 27日周期の図で見ると、これは、4月27日にやってきた高速風の回帰です。 この図で予想すると、到来は5月24日の終わり頃(日本時間)になりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子がやや増加しています。 しかし、現在はかなり低いレベルです。 今回は目立った増加にはならないのではないでしょうか。 太陽では、B9の小さなフレアが956黒点群で発生しています。 956群の規模はいくらか小さくなっているようです(昨日の黒点写真と見比べてください)。 この群の活動度は、次第に下がって行きそうです。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。20日6時(世界時19日21時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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