宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/18 10:17 更新 太陽風は低速で(310km/秒)、磁気圏も比較的静穏です。これから高速風が回帰して来るでしょう。 担当 篠原 低速の太陽風が続いています。 昨日より継続して、速度は310km/秒前後の低速状態です。 明日くらいから始まると予想していた、太陽風の乱れの兆しが見えているのでしょうか、 太陽風磁場の強度が、5nTから8nTへゆっくりと上昇しています。 粒子密度も、5個/cm^3くらいに上昇しています。 これらは、高速風がこれからやって来るという時によく見られる変化です。 しかし、27日周期の図や、SOHO EIT284のコロナホールの位置から考えると、 変化が始まるにはやや早いようにも思います。 いずれにせよ、コロナホールの分布が変わった事からも、 どのような高速風がやってくるのか興味が持たれます。 今後の変化に注目してください。 ACE衛星の太陽風の磁場データを見ると、 南北成分がずっと南に偏って変化しています。 -7nTにも達した時間帯も見られ、速度がそれなりに高ければ、 磁気圏活動がかなり活発化したでしょう。 しかし、300km/秒の低速状態では、地球磁気圏へ与える影響は小規模です。 AE指数では、500nTくらいの小規模な変化が見えているだけです。 速度が上がるまでは、磁気圏も穏やかなままでしょう。 太陽では、956黒点群がより大きな姿に変わっています。 フレアの活動としては、Bクラスの小さな変化を起こした程度で、 目立った活動は起こしていません。 しかし、黒点群が持っているエネルギーは大きく、 中規模クラスのフレアを起こす可能性が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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