宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/17 12:45 更新 C2.9の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 17日2時半(世界時16日17時半)、956黒点群でC2.9の小規模フレアが発生しました。 956群はこの他にもBクラスの小さなフレアを度々起こしています。 黒点群の磁場構造は複雑さを増しているそうで、 この領域がエネルギーを蓄えていると考えられます。 今後、Mクラスの中規模フレアなどを起こすかもしれません。 引き続き、956黒点群の活動に注目してください。 また、957黒点群が新たに発生したそうです。 掲載の写真ではほとんど識別できませんが、 太陽の真ん中からやや西(右)に行ったところです(かすかにしみの様に見えています)。 SOHO EIT284の写真で、コロナホールの右手に見えている明るい領域です。 規模は小さく、こちらは特に問題ないでしょう。 太陽風は300km/秒とかなり低速です。 磁場強度は4nTにやや戻しています。 注目すべきは、南北成分が安定して-3nTを向き続けている事です。 17日3時(世界時16日18時)頃からすぱっと南向きに切り替わり、 以降10時間にわたって続いています。 ここで太陽風の速度が高ければ、磁気圏も活動的になるのですが、 速度がたいへん下がっているため、ほとんど影響が現れていません。 AE指数、シベリアの磁場データともに、とても穏やかです(多少の変化は見られますが)。 太陽風は、このまま低速状態が続くと思われますので、 磁気圏活動は穏やかに推移するでしょう。 太陽風は、明日いっぱいは穏やかな状態が続きます。 その後、コロナホールの影響で磁場強度や速度に乱れが発生する可能性があります。 放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルで安定しています。 次の高速風が来るまでは、穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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