宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/14 10:11 更新 太陽風は低速で(300km/秒)、磁気圏は静穏です。プレアデス星団が見えて来ました。 担当 篠原 太陽観測衛星であるSOHO衛星のLASCO C3カメラの視野に、 おうし座にあるプレアデス星団(すばる)が見えて来ました。 宇宙天気現象ではありませんが、SOHOの春の風物詩となっているものです。 今日の写真では、左端にぎりぎりで姿を現しています。 これからゆっくりとLASCO C3の画面を横切っていきます。 静止画はこちら、動画はこちらで楽しむことができます。 明日になれば、星団の全体が見えるようになるでしょう。 宇宙天気に戻ります。 太陽風は一段と速度が下がって、300km/秒の低速風になっています。 磁場強度も2nTと弱く、たいへん穏やかな状態です。 このため、磁気圏はとても静穏で、 AE指数(途中で止まっていますが)、シベリアの磁場データともに、 全く変化が見えていません。 この状態は、もう5日くらい続くでしょう。 SOHO EIT284で、コロナホールの様子がもう少し良く見えるようになっています。 今日の写真を見ると、コロナホールは南側(下側)の一部だけになっていて、 規模がかなり小さくなっています。 この様子では、太陽風の乱れも弱まっているのではないでしょうか。 前周期の4月22日以降に見られていた太陽風の速度上昇は、 この時点で既に規模が小さくなっていましたが、 今回は一段と穏やかになっている可能性があります。 これは、5月19日以降に見られる変化です。 太陽は、中心やや西(右)に955黒点群が見えています。 昨日の写真より、ややはっきりと黒点が見えています。 X線のデータでは、Aクラスの小さな変動が再び見られるようになっています。 955群が起こしているのかどうか分からないのですが、 955群であれば、黒点が見えて来た事と関係しているのかもしれません。 黒点群の規模は小さいので、 基本的にはフレア活動は穏やかに推移するでしょう。 SOHO衛星LASCO C3カメラの視野を、プレアデス星団(すばる)が横切り始めました。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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