宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/13 10:23 更新 太陽風は低速になりました(340km/秒)。次のコロナホールが見えなくなっている様です。 担当 篠原 400km/秒だった太陽風の速度は、 更に下がって、340km/秒の低速風に変わっています。 磁場強度も、2nTと弱いレベルで安定しています。 このため、磁場の南北成分の変化も小幅です。 また、変化の方向もやや北寄りで推移しています。 このため、磁気圏の活動はたいへん穏やかです。 AE指数には全く変化が見られません。 シベリアの3日間の磁場変化でも、 昨日、一昨日と、変化が平坦になっています。 この穏やかな状態は次の週末にかけて続くと予想されます。 ここで、次の高速風の発生源と予想される、コロナホールの様子を見てみましょう。 SOHO EIT284の太陽写真を2枚掲載しています。 左は最新の、右は27日前(太陽が同じ面を地球に向けていた時)の写真です。 右の写真では、太陽の東寄り(左寄り)に、縦方向に長く黒い影が見えています。 これが、前周期、4月22日以降に太陽風の乱れをもたらしたコロナホールです。 左の今周期の写真を見ると、どうもこのコロナホールが見えなくなっている様です。 下の端の部分は小さく残っていますが、上側には暗い部分は見られません。 そこには、小さな明るい活動領域が見えています。 この様子では、コロナホールの規模が小さくなったか、 ほとんど見えなくなってしまった可能性があります。 もう1〜2日待って、この領域が中心付近へ移動してくると、 よりはっきりするでしょう。 コロナホールが見えなくなった場合、静穏な期間は更に5日程度続きそうです。 太陽では、A〜Bクラスの大変小さなフレア活動が続いていました。 場所はよく分からないのですが、中心付近に見えている955群かもしれません。 X線の変動は、昨日がピークで、 今日に入るにかけて大きさが小さくなっています。 このまま落ち着いていくのかもしれません。 太陽写真を昨日のものと比較すると、 955黒点群は、規模がやや小さくなった様に見えます。 この変化と対応しているのかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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