宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/10 10:06 更新 高速太陽風は終わりを迎えています(470km/秒)。これからしばらく、穏やかな日が続くでしょう。 担当 篠原 高速太陽風の領域は、終盤に入っています。 昨日の夕方、9日19時(世界時9日10時)頃まで、太陽風は600km/秒とかなり高速でした。 その後、ゆっくりと低下が始まり、 半日ほどかけて、現在は470km/秒まで下がっています。 もう一日ほどで、速度は400km/秒の通常レベルへと戻り、 地球は高速風領域を脱することになるでしょう。 太陽風の磁場強度(ACEの白線)は3nTへ弱まっています。 南北成分(赤線)はやや北寄り(プラス方向寄り)で変化しています。 そのため、磁気圏への影響は小さくなっています。 シベリアの磁場データをご覧下さい。 この図は3日間のデータを示していて、右側3分の1が昨日のデータです。 すっかり変化がなくなり、穏やかになっています。 今後、速度が更に下がる事で、磁気圏は一層静穏な状態になるでしょう。 穏やかな太陽風は、この後、1週間程度続きます。 掲載している27日周期の図では、前周期の最後のところ(4月22日)に、 やっと次の乱れが見えています。 放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルで安定しています。 今回の高速風は、高エネルギー電子の目立った増加にはつながりませんでした。 太陽では、中心やや東よりに955黒点群が出現しました。 SOHO EIT284でも明るく光っている領域です。 GOESのX線データでは、Bクラスの小さなフレア活動が、2回見られています。 発生箇所の情報がないのですが、新しく発生した955群で起きたのかもしれません。 955群がどの程度の活動度を持っているのか、しばらく様子を見る必要があります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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