宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/ 5 11:25 更新 太陽風は低速で、磁気圏は静穏です。明日から高速太陽風がやってくるでしょう。 担当 篠原 太陽風は更に速度が下がり、300km/秒を切るほどになっています。 磁場強度は3nTで、これまで通り安定しています。 磁場の南北成分は、弱い南向きが見られています。 しかし、振幅は小さく(-2nT)、速度がとても遅くなっているため、 磁気圏への影響はほとんど見られません。 昨日のシベリア磁場データ(右側3分の1)には全く変化が見られず、 磁気圏は一段と穏やかになっています。 今日いっぱいはこの穏やかな状態が続くでしょう。 そして、明日くらいから高速太陽風がやってくると思われます。 発生源のコロナホールが、SOHO EIT284の太陽写真の、 中心からやや南寄りに広がっています。 5月2日のニュースに書きましたが(この日の参考図をご覧下さい)、 今度の高速風帯は、前周期になって急に規模が小さくなってしまいました。 前周期の高速風は、最高速が550km/秒で、 4日間続いたものの、500km/秒をやっと超えた程度の高速風でした。 今周期、高速風の規模は回復しているのか、 前回同様、規模が小さくなったままなのか、興味が持たれます。 放射線帯の高エネルギー電子は、いくらか減衰していますが、 まだ10,000の警戒レベルにあります。 この高エネルギー電子は、 太陽風の乱れがやってくるとともに、大きく減少するでしょう。 太陽のフレア活動は穏やかです。 小さなBクラスの変化が見られていますが、 953黒点群は次第に弱まっている様です。 また、954黒点群は、黒点の姿は見えなくなったそうです。 953黒点群は次第に太陽の西端に近づいています。 これに続く黒点群は今のところ見られません。 太陽は、再び無黒点となっていくのでしょうか。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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