宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/ 3 10:21 更新 C9の大きめの小規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 今朝、3日8時(世界時2日23時)に、C9の大きめの小規模フレアが発生しました。 発生箇所は953黒点群です。 大きなフレアではありませんが、穏やかな日が続いていたので目立ちます。 この規模のフレアの発生は、1月下旬以来です。 フレアは短時間型の変化をしていますので、 CME(太陽ガスの放出現象)は伴っていないだろうと思います。 953黒点群は、磁場構造で見るとエネルギーを蓄えているようだったのですが、 ようやくそれなりのフレア活動を起こしました。 953黒点群は、規模としては縮小している様です。 今回のフレアに続いて、活発化することはないように思われます。 基本的には、穏やかな太陽が続くのではないでしょうか。 太陽風はどんどん速度が下がり、350km/秒とすっかり低速風になりました。 磁場強度も3nT前後で弱い状態です。 ACEの図では、磁場が大きく変動している様にも見えますが、 縦の幅が小さくなっているため、変化が目立っているだけです。 こういう時は、27日周期の図を見ると、太陽風の変化の概要がつかみやすいと思います。 今日のデータを見ると、速度は下り坂の末端にあり、 磁場は、すっかり弱まった中での小幅の変化です。 穏やかな太陽風になっています。 太陽風が落ち着いたので、磁気圏の活動もすっかり穏やかになっています。 シベリアの磁場データを見ると、昨日はオーロラ活動が全く見られなくなっています。 3箇所の観測データの右側3分の1は、完全に平坦になっています。 この穏やかな状態は、5日くらいまで続くでしょう。 その後、6日くらいから高速風がやってきそうです。 発生源のコロナホールが、太陽の中心に達しつつあります。 SOHO EIT284の太陽コロナ写真をご覧下さい。 放射線帯高エネルギー電子は高い状態を保っています。 この状態は、次の太陽風の乱れまで続きそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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