宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 5/ 4 11:45 更新 太陽風は低速(320km/秒)で、磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 低速で穏やかな太陽風が続いています。 太陽風の速度(ACEの黄色線)はもう一段下がって、320km/秒になりました。 磁場強度(白線)は3nTで、弱まったまま安定しています。 南北成分(赤線)は、弱い南向き(マイナス)が続いていました。 振幅は-2nTくらいです。 しかし、振幅が小さい上に、速度も遅かったので、 地球への影響としては、小規模の磁気圏活動が発生した程度です。 シベリアの磁場データには、小さな変化が見られています。 このまま明日にかけて、 穏やかな太陽風と、穏やかな磁気圏活動が続くと思われます。 次の擾乱は、明後日、6日くらいから始まるでしょう。 その原因であるコロナホールが、SOHO EIT284の太陽写真で、 太陽の中心に見えています。 コロナホールの右端が太陽の中心線を超えているので、 3日弱くらいで、地球に影響がやってくるだろうと予想されます。 放射線帯の高エネルギー電子は、ちょうど10,000付近で安定しています。 磁気圏活動が落ち着くと、高エネルギー電子の減衰はゆっくりです。 警戒レベルのまま、6日の高速風を迎えそうです。 昨日、C8.5の小規模フレアが起きましたが、 その後は穏やかな状態が続いています。 953黒点群は次第に規模を縮小しているようです。 まだフレアを起こす可能性は残っていますが、 大きな活動になることはないでしょう SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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