宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 4/24 11:36 更新 太陽風が一時的に高速になりました。強い南向き磁場の影響で、活発なオーロラ活動が見られました。 担当 篠原 STEREOというアメリカの太陽観測衛星が、太陽の立体画像を公開しています。 http://www.nasa.gov/mission_pages/stereo/news/stereo3D_press.html 宇宙天気ニュースでも、太陽コロナの写真を幾度か紹介したことのある衛星です。 赤・青の立体眼鏡を用意する必要がありますが、 ふんわりと浮かび上がったプロミネンスや、立体感のある太陽面を楽しむことができます。 昨日のニュース以降、太陽風の速度は550km/秒まで上昇しました。 ただ、4時間ほどで下がり始め、現在は450km/秒で落ち着いています。 27日周期の図で見ると、今回の高速風領域は一段と規模が小さくなった様です。 速度が上がり始めたところで、-10nTの強い南向き磁場がやって来ました。 2回ほど大きく南を向き(掲載のACEの図では、ひとつめは消えています)、 活発なオーロラ活動をもたらしました。 AE指数では1000nTの変動が記録されています。 沖縄の磁場データでも、この活動の影響で、 23日15時(世界時23日6時)に大きな変化が記録されています。 現在の太陽風は、速度が下がるとともに、磁場強度も5nTと普通の強さに戻っています。 このため、今回の速度の乱れは、これで終わるのではないでしょうか。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、次のコロナホールが太陽の中心に近づいています。 今日か明日くらいに、右端が太陽の中心線に達しそうです。 そうすると、3日後の27-28日くらいから高速風が始まると予想されます。 27日周期の図でも、前回は世界時の3月31日の終わり頃(日本時間では4月1日)から 高速風がやって来ました。 これは、今周期では、4月27日の終わり頃(日本時間では4月28日)に相当します。 今週末から、活発なオーロラ活動が始まる可能性があります。 太陽は無黒点の状態が続いています。 X線のグラフには小さな変化が記録されていますが、 これは、SOHO EIT284で見える、太陽の東側から上がりつつある明るい領域の影響でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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