宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 4/23 10:06 更新 太陽風は通常の速度に上がった程度です。小規模のオーロラ活動が発生しています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度はいくらか上昇しましたが、 22日22時(世界時22日13時)頃にやっと400km/秒を超えた程度で、 たいした変化は起きていません。 その後も、今朝にかけて400〜450km/秒の間を変化しているだけです。 ACEの図ではしっかり速度が上がったようにも見えますが、 数値としては普通の速度に戻っただけです。 コロナホールが立派に見えていたわりに、 前周期と同じ様に、速度の大きな変化は起こらない様です。 太陽風の磁場強度は、5nTから10nTにかけて強まった状態が続いていますので、 引き続き、速度が上がって行く可能性はあります。 前周期も、本当に速度が上がったのは3月27-28日(世界時)で、 これは今周期では、4月23-24日(世界時)に当たります。 日本時間に直すと、明日、24日に入った頃からになるでしょう。 従って、もうしばらく太陽風の変化に注目する必要があります。 それでも、やってくる高速風の変動は、前周期の様に小さなものとなるでしょう。 昨日より、太陽風の磁場強度が強まっているため、 -5nTくらいの南向きが頻繁に現れています。 その影響で、極域では小規模のオーロラ活動が見られています。 AE指数を見ると、500nT以下の小規模の変化が3回ほど発生した様です。 太陽風の速度がやっと400km/秒を超えた程度なので、 オーロラ活動も小さいものに限定されました。 放射線帯高エネルギー電子は、磁気圏活動の影響でさらに下がっています。 今回の高速風が前周期と同様の規模に留まるならば、 放射線帯もこのまま低いレベルで推移するでしょう。 太陽は無黒点で、フレア活動は非常に穏やかです。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、東端(左端)から明るい領域が上がって来ます。 ここに新しい黒点群が見られるでしょうか。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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