宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 4/20 10:14 更新 太陽風の速度は下がり(360km/秒)、磁気圏は穏やかです。明日から高速太陽風が来るでしょう。 担当 篠原 穏やかな宇宙天気が続いています。 太陽風は速度400km/秒前後で推移しています。 全体的にゆっくりと低下する傾向にあるようで、 最新のデータでは360km/秒に近づいています。 今日一日は、低速風になりそうです。 太陽風の磁場強度は4nTから2nTに弱まっています。 南北成分は、図の前半で-2nTくらいの弱い南向きが見られています。 しかし、振幅は小さく、速度も高くはないため、 磁気圏への目立った影響はありません。 AE指数では、300nTくらいの小規模の変動が見られている程度です。 現在の太陽風は、速度が低下し、磁場強度も弱まっています。 磁気圏は一段と穏やかになるでしょう。 今夜から明日にかけて、高速太陽風が地球へ到達すると予想されます。 SOHO EIT284の太陽写真をご覧下さい。 コロナホールが太陽の西に進み、 高速風が到来するタイミングの目安である、中心と西端の中間に達しつつあります。 高速風の始まりでは、初めに磁場強度が強まり、続いて速度が上昇します。 この点に注目しながら、これから明日にかけてACEの変化を見ていてください。 磁場強度が強まると、強い南向きが発生しやすくなります。 その場合、オーロラ活動が活発化したり、磁気嵐が発生する可能性が高まります。 明日から3日間ほどは注意が必要となるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、やや増加して見えますが、 低いレベルです。 高速風の後半に入るくらいまでは、問題になるレベルには増加しないでしょう。 太陽は無黒点になっています。 写真には951黒点群の番号が残っていますが、既に黒点は消えています。 穏やかな太陽が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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