宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 4/16 10:17 更新 太陽風はやや低速(350〜380km/秒)で、磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 昨日、太陽面にたいへん小さな黒点群、951群が発生したそうです。 ただし、掲載している可視光の太陽写真では、 今日の写真でも、昨日の写真でも見つけることはできません。 SOHO EIT284の写真で、太陽の中心からやや東(左)に寄ったところに見える、 小さな明るい領域で発生したようです。 この黒点群について、SpaceWeather.comに記事が載っていました(4月16日号)。 この小さな黒点群は、発生してわずか2時間ほどで消えてしまったとのことです。 昨日まで、太陽は無黒点の状態が約11日間にわたって続いていました。 しかし、951群のために連続記録は一旦途絶え、 今日から新しく無黒点の日が始まったとしています。 やや低速の太陽風が続いています。 太陽風の速度は、350〜380km/秒の間をゆっくりと変化していて、 ほとんど安定しています。 磁場強度は5nTから2nTへ弱まっています。 太陽風磁場の南北成分は、-2nTくらいの弱い南向きが度々見られています。 低速のため、目立った活動は起きていませんが、 AE指数をよく見ると、小さな規模のオーロラ活動が見られていたようです。 すっかり夜の時間が短くなってしまったアラスカのライブカメラですが、 短時間の夜の期間にきれいなオーロラの乱舞が見られています。 今後の予想ですが、SOHO EIT284の太陽写真を見ると、 太陽の東側に、南北に斜めにのびるコロナホールが見えて来ています。 まだ、斜め方向から見ているため、暗さがはっきりしませんが、 もう2日ほどすると、よりはっきりと姿が見えて来るでしょう。 このコロナホールの影響は、4月21日ころからやってくると思われます。 27日周期の図で、3月25日以降に見られている太陽風の乱れの回帰です。 アラスカライブカメラによる、15日17時(現地15日0時、世界時15日8時)のオーロラの様子。 (c) NICT/SALMON SOHO衛星EIT284による、15日16時(世界時15日7時)の太陽。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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