宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 4/11 10:02 更新 太陽風の速度は450km/秒で、高速風にはなっていません。 担当 篠原 どうやら高速太陽風は、規模が弱まってしまったか、 地球へ向かうコースからそれてしまった様です。 昨日以降も、太陽風の速度は400km/秒台で推移していて、 目立った上昇は発生していません。 現在の太陽風速度は450km/秒です。 太陽風の磁場強度は、5〜10nTと強まっていますので、 あるいは、これから速度が上がるのかもしれません。 SOHO EIT284の太陽写真でも、コロナホールは西へ去りつつありますが、 まだ、地球への影響を及ぼす(目安の)位置に見えています。 27日周期の図で前周期の高速風を見ると、 明後日くらいまでは、高速風が吹いてもおかしくありません。 もうしばらく太陽風の変化に注目する必要があるでしょう。 ただし、高速風がこれから始まったとしても、 期間は短く、最高速もそれほどのものにならないと思います。 磁気圏のオーロラ活動は、小規模の変化が見られています。 AE指数で500nTくらいの変化が2つほど発生してます。 これは、太陽風の磁場が、-5nTほどの南向きになったことで発生したものです。 速度が400km/秒台でしたので、小規模のオーロラ活動にとどまっています。 今後のオーロラ活動は、太陽風の変化次第となります。 速度が上がり始めるようだと、活発化する可能性がありますし、 速度が現状維持だと、 現在の様に、小規模の活動が時々発生するということになるでしょう。 太陽風の変化パターンが変わって来ると、予想を立てにくくなります。 太陽風が比較的穏やかですので、 放射線帯高エネルギー電子の密度に変化はありません。 1000のレベルで推移しています。 太陽は無黒点のままです。 SOHO EIT284の写真も、全体的にぼんやりと光っていて、 明るい領域がほとんどなくなっています。 GOESのX線グラフは、最低レベルで推移しています。 たいへん穏やかな太陽です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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