宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 4/13 11:22 更新 太陽風磁場が南を向き、中規模のオーロラ活動が見られました。高速風は終わりつつあります。 担当 篠原 あまり盛り上がらないまま、高速太陽風は地球を通過しつつあります。 昨日のニュースの後、太陽風の速度はもう一段上昇し、 12日15時(世界時12日6時)頃に550km/秒に達しました。 しかし、その後すぐに下降に転じ、現在は450km/秒まで下がっています。 昨日までは5nT(普通の強さです)あった磁場強度も、 速度が下がり始めるとともに弱まって、現在は2nTと弱まっています。 これらのことから、高速風領域は終盤に入ったと思われます。 この後も速度の低下は続いて、普段の速度に戻って行くでしょう。 昨日のACEの図では、中程に太陽風磁場が長時間南を向いた部分があります。 12日18時(世界時12日9時)頃から、約-5nTの南向き磁場が4時間ほど続いています。 この影響で、オーロラ活動が活発化しました。 AE指数では700nTくらいの中規模の活動が、数時間にわたって見られています。 北極の夜は次第に短くなっていますが、その夜を彩るオーロラが見られたことでしょう。 (アラスカのライブカメラでは、曇っていました) 27日周期の予想では、この高速風が過ぎた後、 1週間近く穏やかな状態が続きそうです。 SOHO EIT284の太陽写真では、太陽は全体的にぼんやりと見えています。 中心のやや左に小さいコロナホールが見えるように感じますが、 この大きさでは目立った影響はないでしょう。 太陽は無黒点のままです。 フレア活動は非常に穏やかです。 放射線帯高エネルギー電子も増加はなく、低レベルで安定しています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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