宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 4/ 4 10:15 更新 太陽風の速度が下がり始めました(550km/秒)。高速風は後半を迎えています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は、 600km/秒台から下がって、550km/秒になりました。 地球はまだ高速風領域の中にいますが、後半を迎えている様です。 27日周期の図を見ると、前周期(3月8日)には速度が下がり始めています。 今周期も、今日から本格的な速度の低下が始まるのではないでしょうか。 太陽風の磁場強度は、4nTでほぼ安定しています。 高速風は続いていますが、南北成分が南を向く頻度が減ってしまいました。 このため、オーロラの活動度は弱まっています。 シベリアの磁場データで、この3日間のオーロラの活動をご覧下さい。 左端とまん中の2日間にわたって、活発な変化が記録されていますが、 これと比べると、右端の昨日の変化は一気におとなしくなっているのが分かります。 大きめの変化がひとつ見えている程度です。 今後は、速度が低下を始めると予想されますので、 オーロラ活動は一層弱まって行くでしょう。 その後、4月6日まで穏やかな日が続くと思います。 放射線帯の高エネルギー電子が、更に増加しています。 GOES 11, 12の両衛星が10000の警戒ラインを突破しています。 衛星では障害が発生しやすい状態になっていますので、 運用などでは注意が必要でしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、一旦増加すると、減少はゆっくりと進みます。 これから数日間にわたって、警戒状態が継続するでしょう。 太陽のフレア活動は、とても穏やかです。 949黒点群の姿はほとんど見えず、 また、950黒点群が新たに出現したそうですが、規模は小さい様で、 掲載の写真では見つけられません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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