宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 3/31 11:01 更新 太陽風の速度は下がり、磁気圏も概ね静穏です。明日以降、高速風がやってきます。 担当 篠原 太陽風は速度が400km/秒から360km/秒へと下がり、低速風になりました。 磁気圏も概ね静穏なのですが、 ACEの図で、30日16時(世界時30日7時)から4時間ほど、 太陽風の磁場が-5nTの南向きになっているところがあります。 ここで、中規模のオーロラ活動が発生しています。 掲載のAE指数の図では、データが途切れていますが、 シベリアの磁場データを見ると(右端3分の1が最新の1日分)、 TIKで大きく盛り上がる変化が記録されています。 ここで、オーロラの活動が強まっていました。 オーロラの活動は、太陽風の速度と南向き磁場の大きさで決まります。 速度が高くない状況では、激しい活動にはなりませんが、 磁場が南向きになることで、中規模のオーロラ活動くらいは発生します。 SOHO EIT284の太陽写真で、コロナホールは西へと移動しています。 もう1日ほどで、地球への影響が始まる目安の位置に達します。 今日いっぱいは、太陽風も穏やかに過ぎ、 明日以降、高速風が始まるでしょう。 開始のタイミングが、明日になるのか、明後日になるのか注目しています。 SOHOの写真の様子では明日だと予想されますが、 27日周期の図で前周期を見ると、明後日かもしれません。 高速風が始まる前に、太陽風の磁場強度が強まります。 それとともに、南向き成分が強まるなどすると、オーロラも活動的になります。 コロナホールの形が変化していますので、 前周期よりも高速風の規模は大きくなるかもしれません。 太陽は穏やかな状態です。 949黒点群は規模に変化は見られず、小さなままです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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