宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 4/ 1 12:05 更新 太陽風が変化を始めています。これから高速風が始まるでしょう。 担当 篠原 太陽風に変化が始まっています。 4月1日5時(世界時31日20時)頃から、磁場強度と速度の両方が強まっています。 磁場強度(ACEの白線)は5nTから10nTに一気に強まって、以後、このレベルで推移しています。 速度(黄色線)は、350km/秒からゆっくりと上昇を始め、現在は450km/秒に達しています。 まだ、やや高速という程度で、今後の上昇に注目する必要があります。 磁場の南北成分(ACEの赤線)で、図の右端付近に-10nTと強く南を向いた時間帯があります。 まだ、地球に到来したばかりというタイミングですが、 この影響で、ある程度活発なオーロラや小規模の磁気嵐が発生しているかもしれません。 沖縄の磁場データを見ると、図の右端に-30nTほどの急な減少が観測されています。 シベリアの磁場データにもいくらか変化が出ていますが(図の右端)、 観測には時間帯があまり良くないと思います。 南向きとしてはなかなかの大きさだったのですが、 速度がまだ低かったので(400km/秒)、激しい変動にはなっていません。 27日周期の図によると、変化の開始としては、 前周期の磁場の乱れの開始と同じタイミングになりました。 このまま一気に高速風へ移行するのか、 高速風本体の到来は、前周期同様にもう1日ほど遅れるのか、 これからの変化に注目したいところです。 これから、高速風領域の最高速に達するくらいまで、 活発なオーロラ活動が期待できます。 明後日にかけてとなるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、強い南向き磁場の影響で、 一気に減少しています。 これからの高速風の到来によって、再び上昇すると予想されます。 明後日以降は注意が必要となるでしょう。 太陽のフレア活動は概ね静穏です。 949黒点群がB2のたいへん小さなフレアをひとつ起こしていますが、 それ以降は静かです。 949黒点群自体も規模がかなり小さく、掲載の写真では見つけることができません。 太陽は、静かな状態が続くでしょう。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。31日18時(世界時31日9時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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