宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 4/ 3 10:05 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラも活動的です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日から今日にかけて、速度は600km/秒から650km/秒に強まりました。 現在は、600km/秒に下がっています。 27日周期の図で、前周期と今周期の速度の様子を比較すると、 今周期の方が高速風が立派になっている様です。 太陽風磁場の強度は、6nTからゆっくりと4nTに小幅ですが弱まっています。 磁場強度が弱まって来ると、高速風も中盤を迎えた事を示しています。 もうしばらく高速状態が続き、その後、ゆっくりと低下を始めるでしょう。 前周期の変化を参考にすると、今日いっぱいは速度が高く、 明日から本格的な低下が始まりそうです。 ACEの図を見ると、太陽風磁場の南北成分は、引き続いて南寄りの傾向が続いています。 今回の高速風は、オーロラ観望にはとても良い磁場の傾向でした。 図の前半では、南向き磁場は-3〜-4nTくらいの振幅が続いています。 後半になると、-2nTくらいに弱まっています。 南向きが続いているため、活発なオーロラ活動が続いています。 AE指数(NICTの図が停止していますので掲載していません)は、 500nTから1000nTにかけての、中規模の変動が1日にわたって観測されています。 南向きの大きさに対応するように、ACEの図の前半に対応する時間帯でより活動的に、 後半では、いくらか穏やかになっています。 参考に、シベリアの磁場データをご覧下さい。 昨日に続いて、今日のところも(右端3分の1)活発に変化が見えています。 この図では、シベリアの上空で発生したオーロラの変化をとらえていますので、 シベリアが夜の時間帯でより効果的に変化をとらえます。 そのため、地球全体のオーロラの活動度を評価する時には、注意が必要です。 沖縄の磁場データも、静穏レベルからやや下がった状態が保たれています。 磁気嵐としては弱まりつつありますが、まだ影響が残っています。 放射線帯の高エネルギー電子が、一気に数を増しています。 青線のGOES11は、警戒ラインの10000を超えています。 もうひとつのGOES12(赤線)ではぎりぎりで10000に達していませんが、 明日には、両衛星で超えるでしょう。 衛星の運用では、障害が発生しやすくなりますので、しばらく注意が必要でしょう。 太陽のフレア活動はとても穏やかです。 X線のグラフにはほとんど変化が見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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