宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 3/29 10:01 更新 太陽風の速度は下がり、通常の状態に戻っています。次のコロナホールが見えています。 担当 篠原 速度が550km/秒を超えた高速の太陽風は、半日ほどで終わり、 昨夜、28日20時(世界時28日11時)頃から低下が始まりました。 現在は、430km/秒と通常のレベルに戻っています。 磁場強度も5nTから2nTに弱まり、太陽風は穏やかになりつつあります。 27日周期の図を見ると、 今周期の高速太陽風は、すっかり貧弱になってしまいました。 1日ほど高速風が来ましたが、磁気圏は比較的穏やかでした。 オーロラの活動を示すAE指数には、300nTくらいの変化がありますが、 大きな変動は記録されていません。 これは、太陽風磁場の南北成分があまり南を向かなかったためでしょう。 現在は速度が下がり、磁場強度もすっかり弱まっていますので、 オーロラ活動は一層穏やかとなるでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真では、 次のコロナホールの右端が、太陽のまん中に達しています。 このことから、これから3日後の4月1日くらいに、次の高速風がやってきそうです。 前周期の写真が無いので、比較ができませんが、 コロナホールはかなり濃く(暗く)見えています。 今度はしっかりとした高速風がやってくるのではないでしょうか。 太陽では、東端付近に949黒点群が出現しています。 写真でもかろうじて見ることができます(まだ番号は書かれていません)。 X線グラフでBクラスの小さな変動を起こしているのはこの群だそうです。 黒点群としての規模は小さいので、フレア活動としては穏やかに推移するでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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