宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 3/18 10:36 更新 太陽風の速度が下がり始め、500km/秒を切りました。磁気圏活動も比較的穏やかです。 担当 篠原 コロナホールによって作られた高速太陽風は、終盤を迎えています。 昨日のニュース以降、速度がどんどん下がって行き、 600km/秒から一気に500km/秒を切り、最新の部分では480km/秒くらいになっています。 この様子では、今日いっぱいか、明日の前半くらいで高速風は終わりそうです。 オーロラの活動度を示すAE指数を見ると、 300nTから500nTに達するくらいの、小規模の変動が図の中盤で見えています。 速度がまだ500km/秒台と高めであったことと、 -2nT以下と弱くはありますが、太陽風の磁場が南を向いていたことが原因でしょう。 現在は、速度も400km/秒台に下がってしまいました。 太陽風の磁場は、強度自体が2nTにまで下がってしまって、 たいして南向きになる見込みもありません。 今後のオーロラ活動は、更に穏やかになっていくでしょう。 明日以降は、次第に低速風に変わって行きますので、磁気圏は穏やかな状態が続きます。 27日周期の図を参考にすると、次の擾乱は、3月25、26日くらいにやってきます。 穏やかな一週間の始まりです。 放射線帯の高エネルギー電子は、いくらか増加しています。 しかし、太陽風の速度が本格的に下がり始めたことから、 これ以上の増加には繋がらないのではないでしょうか。 今日の変化までは注目したいところです。 太陽は無黒点の状態が続いています。 SOHO EIT284の写真を見ても、全体的にぼんやりと輝いているだけで、 明るい(黒点などの活動領域)にせよ、暗い(コロナホール)にせよ、目立った構造は見られません。 (東端に小さな明るい点がひとつ見えていますが) X線のグラフは、最低レベルで変化しています。 たいへん静穏です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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