宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 3/17 10:09 更新 依然、高速の太陽風が続いています(600km/秒)。これから低下を始めるでしょう。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 ACE衛星の観測によると、昨日以降も、600〜650km/秒で安定した状態が続いています。 27日周期の図をご覧ください。 3月13日より4日間にわたって、600km/秒台の高速太陽風が続いています。 前周期が2日しか続かなかったのと比較すると、かなり拡大しています。 昨日、5nTにやや強まっていた太陽風の磁場強度は、 再び弱まって、3nTに下がっています。 従って、太陽風の速度はこれから本格的に低下を始めると思われます。 これから2〜3日程度で、通常の速度へ戻って行くでしょう。 かなり高速の太陽風が続いているのですが、 太陽風磁場の南北成分は、北寄りになる傾向が強い様です。 今日のACEの図でも、南向き(マイナス)になっているのは、一部だけです。 その振幅も-2nTくらいで、大きなものではありません。 このため、オーロラの活動は時間的にも限定的で、規模も比較的小規模です。 AE指数では、最後に800nTの大きめの変化が見られていますが、 その他では、500nTに達するかどうかの小さめの変化がいくつか見えている程度です。 600km/秒台と速度が高い割に、あまり活動的ではありません。 これから速度が下がると、更に穏やかになって行きます。 SOHO EIT284で見える太陽は、全体的にのっぺりしていて、 目立った構造(コロナホールも、活動領域も)は見られません。 太陽風の速度が下がった後は、穏やかな日がしばらく続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりほとんど変化が見られません。 今回は、警戒レベルに達することはなさそうです。 太陽は無黒点のままです。 来週の月曜日(19日)に、西日本と北日本で小さな部分日食が見られます。 真っ白な太陽が欠けるだけの、寂しい姿になりそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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