宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 3/12 10:37 更新 太陽風の磁場強度が強まっています。高速太陽風がこれからやって来ます。 担当 篠原 太陽風の磁場強度(ACEの白線)が、10nTへ強まっています。 高速太陽風の始まりだと思われます。 速度(黄色線)もゆっくりと変化を見せています。 300km/秒の低速から、現在は420km/秒の通常の速度へ回復しています。 27日周期の図を見ると、概ね前周期(2月12日)と同様の変化が見られています。 磁場強度が強まり、セクターが切り替わり、速度が変化を始めています。 これからやって来る高速太陽風の発生源のコロナホールは、 STEREOのEUVI195写真で、太陽の真ん中南寄りに大きく見えています。 この様子では、高速風帯の規模は前回より大きくなっているかもしれません。 磁場強度が強まったため、 磁場が南に大きく向く(赤線がマイナスになる)時間帯が見られています。 ACEの図では、-10nTくらいと、-5nTくらいの変化が、それぞれ見えています。 その影響で、オーロラ活動が強められました。 それぞれの南向きに対応するように、 600nTクラスの中規模の変動が2回、AE指数に見えています。 ある程度にぎやかなオーロラ活動が極域で見られた事でしょう。 これから、速度が上昇を始めると、オーロラ活動が強められやすくなります。 最終的には、太陽風の磁場が南を向かなければスイッチが入りませんので、 太陽風の磁場の南北成分(ACEの赤線)の変化にも注目してください。 磁気圏の活動に対応して、放射線帯の高エネルギー電子は一気に減少しています。 高速風の中盤に、再び増加を始めると思われますので、 明後日以降は再び注意が必要となるでしょう。 太陽写真では、946黒点群の小さな姿が見えています。 X線では、たいへん小さな規模の変動が見えていますが、 これ以上活発になる事はなさそうです。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。12日1時(世界時11日16時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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