宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 3/ 8 11:41 更新 600km/秒を超える高速太陽風になりました。現在は、速度は低下に向かっています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 なかなかに立派な高速風領域になっています。 昨日のニュース以降も上昇が続き、7日19時(世界時7日10時)頃に600km/秒を超えました。 その後、瞬間的に650km/秒に達する変化も見られ、半日近く600km/秒台を保ちました。 今朝になって、速度の低下が始まり、現在は500km/秒にまで下がっています。 磁場強度は、速度が上がり続けている頃は10nT近い強度を保っていました。 速度が600km/秒に達する頃から低下が始まり、現在は、2nTにまで弱まっています。 高速太陽風は既に終盤を迎えています。 明日くらいには、地球は高速の領域を抜け出しているでしょう。 速度が高まったため、オーロラも活発に活動しています。 AE指数では500〜1000nT規模の活発な活動が、ほぼ1日中続いています。 極域ではきれいなオーロラが見られたのではないかと思います。 (アラスカライブカメラはくもりでした) 高速風はピークを過ぎましたので、今後のオーロラは次第に小規模に変わって行きます。 今日、明日くらいで一段落となるでしょう。 続いて、来週には次の高速風がやって来ると予想されています。 27日周期の図で、2月13日から始まっている高速風の回帰です。 このままだと、3月12日からやって来そうなのですが、 コロナホールの関係で、2日程度到来が遅くなるかもしれません。 このところSTEREO衛星でも見やすい画像が得られておらず、判断しにくい状況です。 高速風とともに、放射線帯の高エネルギー電子が一気に増加しています。 青線のGOES11が警戒ラインの10,000を超え、赤線のGOES12も明日には超えていそうです。 衛星の運用ではしばらく注意が必要な状況です。 太陽は穏やかです。 唯一の黒点群の945群はほとんど見えなくなっています。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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