宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 3/ 3 17:31 更新 太陽風の速度は下がり、低速風になっています(350km/秒)。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 今日は、NICT全体で何か作業が行われていたようで、 Webページなど、ネットワークへのアクセスができなくなっていました。 先ほど回復した様ですので、現時点の宇宙天気について報告致します。 更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。 さて、太陽風はどんどん速度が下がり、 今日のお昼、3日13時(世界時3日4時)には350km/秒にまで下がってしまいました。 1日前はまだ500km/秒を超えるほどでしたので、思ったよりも早い低下でした。 27日周期の図で、前周期の下がり具合と比較してみてください。 今周期は、後を引かずにすぱっと下がっています。 太陽風磁場も、3nTくらいに弱まっています。 南北成分は0nT付近で変化していて、磁気圏への影響はとても小さくなっています。 シベリアの磁場データをご覧下さい(右側3分の1が、昨日から1日分のデータです)。 オーロラ活動はほとんど見られていません。 昨日書きましたが、STEREO衛星の太陽写真では、 太陽の中心にコロナホールが広がっているように見えます。 これは、前周期のSOHOの写真では、ほとんど見られなかったものです。 ただ、前周期はSOHO、今周期はSTEREOと、観測器が変わっているので、 単純には写真同士を比較できません。 というのは、写真の写り具合は調整ひとつでずいぶん変わってしまうためです。 STEREOの写真どうしを見比べるだけでも、コロナホールがはっきりと見えたり、見えにくくなったり、 かなり変化しています。 (現在、本格的な運用へ向けて、カメラの調整を行っているのではないかと思います) 写真に見えている通りに、しっかりとしたコロナホールが広がっているのなら、 明後日あたりから地球に高速風がやって来ると予想されます。 ACEのデータに注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、増加が止まっています。 警戒ラインをやや下回っており、今回の高速風ではそれほど増加しなかった様です。 太陽では、944黒点群がBクラスの小さなフレアを起こしています。 X線のグラフではとても目立って見えますが、 それは、他が静かなためで、規模自体はとても小さなフレアです。 太陽のフレア活動は穏やかに推移するでしょう。 また、945黒点群は、わずかに見えている様です。 STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。3日15時(世界時3日6時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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