宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/ 3/ 1 10:15 650km/秒のかなり高速の太陽風が続いています。オーロラも活発です。
2007/ 3/ 2 11:27 太陽風の速度が下がり始めています(550km/秒)。放射線帯高エネルギー電子が増加しています。
2007/ 3/ 3 17:31 太陽風の速度は下がり、低速風になっています(350km/秒)。磁気圏は穏やかです。
2007/ 3/ 4 19:47 太陽風はやや低速で安定しています(370km/秒)。今後の、コロナホールの影響に注目です。
2007/ 3/ 5 11:23 太陽風の速度がやや上がっています(440km/秒)。
最新のニュース

2007/ 3/ 6 11:17 更新
太陽風の速度は通常のレベルです(400km/秒)。磁場強度が強まっており、速度が上昇するかもしれません。

担当 篠原

昨日、やや高まった太陽風速度ですが、
5日21時(世界時5日12時)頃には下がってしまい、その後400km/秒で安定しています。
一方の磁場強度も、速度同様に7nTから5nTにやや低下したものの、
今朝になって、10nTへ強まりを見せています。

27日周期の図を見ると、前周期に速度が高まったのは、2月7-9日でした。
これは今周期では今日以降、3月6-8日に相当します。
従って、これから再び速度が上がり、高速風らしい変化が見られる可能性があります。
磁場強度の強まりが維持されていることも、この変化と関係しているように思います。


昨夜は、速度がやや高まったところで、-5nTの南向き磁場がやってきました。
その影響で、800nT規模のやや活発なオーロラが見られています。
AE指数で5日19時(世界時5日10時)に始まっています。

この時刻のACEを見てください。
ACE衛星は地球から150万km太陽方向に離れています。
太陽風の速度が400km/秒程度の場合は、地球よりも1時間早く太陽風の変化をとらえます。
いいかえると、地球の5日19時(世界時5日10時)は、
ACEの5日18時(世界時5日9時)を見れば良いことになります。
すると、この少し前、5日16時半(世界時5日7時半)くらいから、
太陽風磁場の南北成分(赤線)が、南にかたよっているのが分かります。
この時に、太陽風から地球の磁気圏へエネルギーが流れ込むようになり、
やがてオーロラ活動を起こしたのです。

それ以降も、太陽風磁場は南寄りが続いています。
そのため、AE指数では、300〜500nTくらいの小規模の変化が続いています。
シベリアの磁場データにも、変化が記録されています。

最新の太陽風データでは、南寄りの傾向は更に強まっています。
オーロラの活動が強まりそうです。


さて、少し先の話になりますが、
来週、3月11日から高速太陽風が回帰して来ると予想されます。
27日周期の図で、2月12日に始まっている変化です。
この発生源であるコロナホールの分布が見たいのですが、
SOHO、STEREOともにデータが更新されておらず、分からない状態です。
日頃見えている写真が見られなくなると、気になるものです。


太陽の黒点写真は更新されています。
944群、945群がどんどん西へ移動しています。
どちらも小さい黒点群で、活動も穏やかです。
太陽も穏やかな状態が続くでしょう。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。