宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 3/ 6 11:17 更新 太陽風の速度は通常のレベルです(400km/秒)。磁場強度が強まっており、速度が上昇するかもしれません。 担当 篠原 昨日、やや高まった太陽風速度ですが、 5日21時(世界時5日12時)頃には下がってしまい、その後400km/秒で安定しています。 一方の磁場強度も、速度同様に7nTから5nTにやや低下したものの、 今朝になって、10nTへ強まりを見せています。 27日周期の図を見ると、前周期に速度が高まったのは、2月7-9日でした。 これは今周期では今日以降、3月6-8日に相当します。 従って、これから再び速度が上がり、高速風らしい変化が見られる可能性があります。 磁場強度の強まりが維持されていることも、この変化と関係しているように思います。 昨夜は、速度がやや高まったところで、-5nTの南向き磁場がやってきました。 その影響で、800nT規模のやや活発なオーロラが見られています。 AE指数で5日19時(世界時5日10時)に始まっています。 この時刻のACEを見てください。 ACE衛星は地球から150万km太陽方向に離れています。 太陽風の速度が400km/秒程度の場合は、地球よりも1時間早く太陽風の変化をとらえます。 いいかえると、地球の5日19時(世界時5日10時)は、 ACEの5日18時(世界時5日9時)を見れば良いことになります。 すると、この少し前、5日16時半(世界時5日7時半)くらいから、 太陽風磁場の南北成分(赤線)が、南にかたよっているのが分かります。 この時に、太陽風から地球の磁気圏へエネルギーが流れ込むようになり、 やがてオーロラ活動を起こしたのです。 それ以降も、太陽風磁場は南寄りが続いています。 そのため、AE指数では、300〜500nTくらいの小規模の変化が続いています。 シベリアの磁場データにも、変化が記録されています。 最新の太陽風データでは、南寄りの傾向は更に強まっています。 オーロラの活動が強まりそうです。 さて、少し先の話になりますが、 来週、3月11日から高速太陽風が回帰して来ると予想されます。 27日周期の図で、2月12日に始まっている変化です。 この発生源であるコロナホールの分布が見たいのですが、 SOHO、STEREOともにデータが更新されておらず、分からない状態です。 日頃見えている写真が見られなくなると、気になるものです。 太陽の黒点写真は更新されています。 944群、945群がどんどん西へ移動しています。 どちらも小さい黒点群で、活動も穏やかです。 太陽も穏やかな状態が続くでしょう。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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